No.1 セキュリティ管理をするためにビジネスユニットを作成しよう!

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概要

本記事では、ビジネスユニットの作成方法を説明します。

ビジネスユニットとは、会社組織における部署のことです。例えば、株式会社MSHACKには、人事部、営業部、マーケティング部、DX推進部があるとします。この○○部といわれる一つ一つの単位のことをビジネスユニットと呼びます。

ビジネスユニットを使用することで、人事部のAさんはデータが見れて、営業部のBさんにはデータが見れないというように、Dataverseで保管するデータにアクセスできるか否かを設定することができます。

また、ビジネスユニットに対してユーザーを追加したり、セキュリティ権限を付与するため、重要な内容になっています。

それでは、ビジネスユニットの作成手順を説明します!

作成手順

手順1:Power Platform 管理センターから環境設定の画面にアクセスする

Power Platform管理センターにアクセスし、左側メニューの「環境」を選択します。

Power Platform 管理センター (microsoft.com)

手順2:ビジネスユニットを作成する環境を選択し、設定画面を開く

手順1で「環境」を選択した後に表示される画面で、ビジネスユニットを作成する環境を1つ選択します。

次に、「設定」を選択します。

手順3:ユーザーとアクセス許可の設定から部署を新規作成する

ユーザーとアクセス許可から「部署(プレビュー)」を選択します。

「新しい部署」を選択します。

(※既存の部署を編集する場合は、下記画面で部署を選択します。少しわかりにくいですが、orgadd90b0eというのが部署名に当たります。)

初めからあったorgadd90b0eはルート部署と呼ばれ、組織内で最初に作成された部署を指します。部署を削除することはできますが、ルート部署を削除することはできません。

右側に、部署に関する情報を入力するポップアップが表示されるので、必要な情報を入力します。名前に[人事部]と入力し、上位の部署にルート部署の[orgadd90b0e]を設定し、「保存」を押します。

部署一覧の画面に人事部と新たに表示され、部署を作成することができました。

補足:部署を削除する際の注意点

部署を削除するには、部署を「無効にする」ボタンを押し、非アクティブな部署にした上で削除しましょう。アクティブな部署で部署を削除することはできません。

部署にはアクティブな部署と非アクティブな部署という2つの状態があります。上記の手順で部署を作成した際には、アクティブな部署となり自由にユーザーを追加したり、セキュリティ権限を変更することができます。一方で、実際の現場では部署が統合されたり、場合によっては部署をなくすといった状況も出てきます。その際に、部署の設定を非アクティブな部署に変更することで、データのアクセスを制御することができます。

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございました。本記事では以下の3つの内容を触れました。

  • ビジネスユニットとは会社における部署のこと
  • ルート部署は組織で最初に作成された部署のこと
  • 部署にはアクティブ、非アクティブの2つの状態があること

次回は、チームについてです!部署配下に作成することができるチームの作成方法や使用するメリットについて解説していきます!

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