No.2 部署配下にチーム・ユーザーを作成しよう!

PL200

概要

本記事では、チーム・ユーザーの作成方法を説明します。

チームとは、部署(ビジネスユニット)の配下に作成するセキュリティ単位のことで、オプションの設定項目になります。

イメージとしては、営業部の中に営業第一課、営業第二課、営業第三課のような組織体制があるとしたときに、○○課に当たるのがチームです。

適切に設定することで、営業第一課のチームに他の部署のユーザーを含めることができたりする為、複雑なセキュリティ要件を満たすことができる便利な機能です。

(※部署(ビジネスユニット)に関して、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください)

それでは、チーム・ユーザーの作成方法を説明します!

作成手順

手順1:Power Platform 管理センターから環境設定の画面にアクセスする
手順2:ビジネスユニットを作成する環境を選択し、設定画面を開く

次に、「設定」を選択します。

手順3:ユーザーとアクセス許可の設定からチームを新規作成する

「チーム」を選択する。

「チームの作成」を選択する。

チームの詳細を入力します。今回は人事部の配下に [新卒採用チーム] というチームを作成しました。管理者は適当なユーザーを設定し、チームの種類は [所有者] にして「次へ」を押します。

チームに追加したいメンバーを追加し、「次へ」を押します。

チームに追加するユーザーに対して、セキュリティロールを設定します。今回は任意のセキュリティロールとして、[Basic User] を選択し、「保存」を押します。

補足:チームの種類

チームを作成する際に、チームの種類を選択する必要がありました。これらの違いをまとめました。今後チームを作成する際に、どのチームの種類が適切かを判断するのにご活用ください。

  • 所有者:チームメンバーにセキュリティロールを割り当てることができ、レコードを所有することができる。Microsoft Entra Identityと連動しない。
  • アクセス:チームメンバーにセキュリティロールを割り当てることができず、レコードを所有することができない。一時的にデータにアクセスすることができるチームを作成する場合に用いられる。
  • Microsoft Entra ID:チームメンバーにセキュリティロールを割り当てることができ、レコードを所有することができる。Microsoft Entra Identityと連動するため、効率的にユーザー管理が可能になる。

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございました。本記事では以下の2つの内容を触れました。

  • チームの設定はオプションであること
  • チームを使用することで複雑なセキュリティ要件に対応できること

次回は、セキュリティロールについてです!

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