【処理スピード低下を回避する!】キャンバスアプリとPower BI タイル

PL100

概要

今回は、前回の続きとして、キャンバスアプリにPower BI タイルを埋め込む際の技術的な注意点をお話しします。早速、内容に入っていくので、前回の内容が分からない方は、先に以下の記事をご覧ください!

結論

LoadPowerBIContentプロパティを使用することで、Power BI タイルを表示するための処理のタイミングをずらすことができる。

LoadPowerBIContentプロパティとは

LoadPowerBIContentとは、True に設定すると、Power BI コンテンツが読み込まれて表示され、False に設定すると、Power BI コンテンツはアンロードされ、メモリがリリースされ、パフォーマンスが最適化されるプロパティです。

既定では、この値がTrueになっているため、Power BI タイルがあるスクリーンが表示されるのと同じタイミングで処理が走ります。この値をボタンのOnSelectなどを使用し、処理のタイミングをずらすことができるのです。

文字だけだとわかりにくいので、実装を簡単にしてみました!

操作イメージ

スクリーン上にタイルを2つ用意します。Monthly RevenueはScreen1が表示されるタイミングで自動的に表示されます。

もう一方のグラフは、常に表示する必要はないので、「地域別収益確認」ボタンを押した際に、表示されるような実装にしています。ボタンをOnSelectした際に_showTileの中身がtrue/falseで切り替わります。

それでは、ボタンを押してみます。

グラフが表示されるまでに少し時間がかかりましたが、無事表示されました。

どうしてもタイルをたくさん表示させる必要がある際は、処理タイミングをずらすことで負荷を分散させましょう!

まとめ

今回は、キャンバスアプリにPower BI タイルを複数埋め込む際には、を使用することで処理速度が遅くなるのを回避する方法をご紹介しました。

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