概要
本記事では、キャンバスアプリでアプリの保守性や開発スピードを向上することができるコンポーネントに関してご紹介します。
コンポーネントとは
コンポーネントとは、キャンバスアプリでアプリ開発をする際に、複数個所で使用する部品のかたまりのことです。例えば、アプリのヘッダー部分や、メッセージをポップアップで表示し、複数の部分で使用する際に使用することができます。
参考資料:キャンバス コンポーネントの概要 (ビデオを含む) – Power Apps | Microsoft Learn

アプリ開発に慣れてきたら積極的に使用することをおすすめします!
また、コンポーネントライブラリというコンポーネントの保存場所を作成しておくことで、他のアプリでもコンポーネントを使用できるようになります。
参考資料:コンポーネント ライブラリ – Power Apps | Microsoft Learn

コンポーネントを作れば、みんなで使用することができるってことですね
操作イメージ
コンポーネントの作成
操作イメージに関しては、Gatsuo De’modoriさんというPower Platform界隈で非常に有名な方がまとめて下さっている記事の中にぴったりの内容があったので、そちらを紹介します!

少し内容が実践的ですが、こちらの記事もコンポーネントの使用に関して理解が進むので、宜しければ参考にして下さい。VBAで使用されているポップアップ画面のUIを参考に、キャンバスアプリ上で同じ実装をしています。

コンポーネントライブラリの作成
まず、左側のメニューの [詳細] から [すべて検出] を選択し、[コンポーネントライブラリ] を押下します。

[コンポーネントライブラリの作成]を押下します。

任意の名前を入力し [作成] を選択します。

キャンバスアプリがコンポーネント作成画面が開いた状態で立ち上がります。
動作確認のため、Component1に対してラベルを追加し、アプリを保存・公開します。

先程作成したコンポーネントライブラリが確認できます。

[挿入] の [コンポーネントをさらに取得] から、作成したコンポーネントを他のアプリから使用できるようにします。
右側にポップアップ画面が出てくるので、コンポーネントを選択し、[インポート] を押下します。

[挿入] の [ライブラリコンポーネント] からコンポーネントを選択することでアプリに追加ができる。(※既に同じ名前コンポーネントが存在していた関係か、コンポーネント名が_1がついています)

追加ができました。

まとめ
今回は、コンポーネントとコンポーネントライブラリの概要と使用方法について触れました!



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